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映画

“真実の愛”は変わってきているっぽい

Posted on 2015-01-05

もともと映画はそんなに観る方ではありませんが、
実写とCGが組み合わさった映画を観るのは好きです。

ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)くらいから映像レベルが格段に上がり、
アバター、近年の猿の惑星などは映画館で観ています。

元日に観た映画も「ホビット 決戦のゆくえ」でした。
(コーヒーとポップコーンを上映前にぶちまけましたけど…)

フルCGだとあまり趣旨が動かないのですが(だからピクサーアニメはほとんど観ない)、
実写とCGが組み合わさった作品ということであればディズニー映画も観ます。

アナと雪の女王」はフルCGの3Dアニメでしたけどね。(笑)

 

♦ 表現のわかりやすさとクオリティの高さ

娯楽映画では、ディズニーなど予算と手間のかかった作品はとても勉強になります。

スタジオジブリの作品もそうですが、
伝えたいことのためへのこだわりがきめ細やか!

ディズニー映画はそこからさらにわかりやすい。(笑)
(余談ですが、ディズニーランドの広告ポスターもスゴイものです。笑)

喜んでいるとき、悲しいとき、怒りに震えるとき、
そう表現したかと、それぞれに今っぽいエッセンスを加えながら
言葉がなくても伝わるように作っています。

人が感情を動かされるほどに作り込むのには
多くの知恵と時間と手間とお金が必要なのがよくわかります。

 

♦ 時代の価値観

そんな表現のクオリティの高さに感じ入りつつ、
ストーリー自体は人間の葛藤劇というよりも
娯楽性の高い作品ばかりなのでお気楽に観ています。

それでもなんだかんだと娯楽とはいえ
どの映画も時代の価値観を含んでいます。

おとぎ話からインスパイアされたとうたう映画では
お姫様も自ら外に出て戦うようになり、王子様をおとなしく待ったりしません。

悪役だったキャラが
深い闇を持つに至った経過も描かれるようになりました。

そういう風になってきたんだなーって思っている方も多いのではないでしょうか。
私もそうです。(笑)

 

♦ “キス”が表すもの

永遠かつ真実の愛の象徴として描かれてきた“王子様とお姫様のキス”。

物語は物語として楽しむのもありたと思うのですが、
ディズニー映画が描く“キス”あり方がわかりやすく変わってきました。

1度会っただけの若い男女間において
愛が永遠や真実であることを描かなくなりました。
正直な。(笑)

アナと雪の女王」や「マレフィセント」で
お姫様を救う愛のキスはもう王子様からではなくなっています。

代わりに姉妹愛(兄弟愛)、血のつながらない異種間同士の愛情を
“真実の愛”として認定しています。

 

♦ そう表されたことの意味

観る人も観ない人も分かれる映画ですが、
ただ、少なくともこれらの映画は大人も観られる子どもに向けた映画です。

人が作る予算のかかったもので
「自然とこうなっちゃったんです」的なものは一切ありません。

ディズニーみたいな大衆向けの映画にそう描かれているということは
大きな潮流としてすでにある価値観の表出と考えています。
(単館ものの味わい深い挑戦的な映画と役割が違いますので。)

大人になっている私は価値観が変わったことを思いますが、
これらの映画が描く価値観を観た子ども達は何を当たり前に感じて育つのか、
非常に楽しみです。(子どもいないけど。笑)

 

ただ、これらの映画では男の野心が、
愛を裏切り争いを生む“悪”として描かれているのですよね。

わかりやすさのためとはいえ、
単純な悪がある状態というのがなくなる時代は来るでしょうか?

長生きしたいと思います。(笑)

 

それでは今日はこの辺で!また明日

 

 

*** 今日の雑談 ***

実は子どもの頃からディズニーランドに全く興味がないんです。。
それこそ人生で3回くらいしか行ったことない。(その内の1回は中学校の卒業遠足でした。)
デートにあそこへ行きたがる男性はいないので行かずに済んでました。(笑)
遊園地が好きじゃなくて、ディズニーキャラが好きでもなければ行く理由がないのです。(苦笑)
リピート率97%からあぶれた3%の方に所属しております。

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きっと皆「魔法を作っている」と思っている

Posted on 2014-11-25

昨晩、たまたまテレビを観たら
ジョン・ラセター氏とディズニーアニメの制作ドキュメントが放送中でした。

ジョン・ラセター
ディズニー映画の『アナと雪の女王』や最新作『ベイマックス』の製作総指揮で、
ピクサーでは『トイ・ストーリー』の監督、『ファインディング・ニモ』など製作総指揮を担当。

 

魔法の映画はこうして生まれる~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~

 

彼自身の半生を初めて知りましたが、
ディズニーでアニメーターをしていた彼は新しい手法・CGアニメを推したところ、
逆に反感を買って解雇されてしまい、ピクサー設立に参加しCGアニメ映画を本格的に始めて大成功。
その成功から製作総指揮としてディズニーに戻ってきます。

ピクサーはアップルを追い出されたジョブズも出資していたのを思うと、
運命的ですらあります。

 

デザイナー視点と、マネジメント視点と、組織運営視点と、あと経営も?、
どの立場から観るのかでこのドキュメントは違う所感が得られそうです。

詳しくは書かず、ここではデザイナー視点からの所感ですが、
ジョン・ラセター氏が現場にかける言葉は
制作者は奮い立って「もっといいアニメを作ろう!」と思うものでした。

表現そのものは現場に考えさえ、
アイデアは全員で出し合い、
彼自身は『何を伝えるのか』の指針や方向性、
その『伝わるため』のクオリティの引き上げに注力。

いやー、現場は大変だろうけど、
自分は今魔法を作っている!と思えば頑張るわ。

そう、皆が「魔法を作っている」と思っているんです(きっと)。

 

その分、お金も相当かかっていそうでしたけどね。(現実・苦笑)

 

それでは今日はこの辺で!また明日

 

※Eテレにて再放送あります。
2014年11月29日(土)
午前10時05分~11時20分(一部の地域を除く)

 

*** 今日の雑談 ***

今日明日と雨で一日寒そうです@東京
でもまだコートは着ません。
出したてのコートを雨の日に下ろすのがイヤなだけなんですけど。。(^^;)
晴れた日に下ろしたい。(気分の問題です。笑)

 

映画からの、やり取りの理想型

Posted on 2014-10-25

先日自宅で観た映画DVDの所感を少し。

タイトルは『大統領の執事の涙』。

1950年代からの約30年間に
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた
黒人執事の実話を元に描いたヒューマンドラマです。

『大統領の執事の涙』公式サイト

 

あらすじやこの映画の訴えたかったことは
実際にご覧になっていただくこととして、
仕事をする上で、
今の私に刺さったことをまとめておきたいと思います。

***

私が敢えて言わなくとも、
仕事は常に強い立場でできるわけではありません。

特に私は企業に属してその看板で取引をしてるのではなく、
逆に企業の方へ提案をする側です。

もちろん全くの独力でやっている訳ではありませんし、
デザインのアイデアに最も注力します。

ですが、“仕事”という大きな括りでみた時に
仕事をする以上、当然のこととして
配慮することはなくならないでしょう。

 

で、ここでどう映画と絡んでくるのかというと、
立場的に不利であった時こそ、
その場での相手との受け答えによって
自らが受ける結果が大きく変わってしまうということです。

映画の世界の20世紀前半から半ばのアメリカで
黒人が白人相手でのやり取りはまさに命に関わります。

もちろん映画ですから、
エンターテイメントとして盛っているとはいえ
執事という設定上、「相手が言って欲しいことを言う」を基本として、
相手を責めず、自分も不利にせず、さらに有利になるようにするのは
理想型のイメージとしてはとても有りだと思ったのです。
(簡単にはできませんけどね。苦笑)

 

関係によるパワーバランスの見極めが描かれていたのも
個人的にはグッときました。(これは完全に感想・笑)

命が関われば、当然我慢した方がいい状況は増えますから
仕事でそこまでいくことは滅多にないので
混同することはできないかもしれません。

ただ現在、もっと配慮が必要な自分を自覚していたので
そっちの感度が高くなっていました。(笑)

こういった映画でも、観る側の状況によって
得られる学びが大きく変わるのが面白いところです。

 

それでは今日はこの辺で!また明日

 

*** 今日の雑談 ***

それでも夜は明ける』も観たのですが、
『大統領の執事の涙』を後に観て正解でした。
後者の方が観賞後に重くならずに済みます(^^;)