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デザイン

日常の違和感に気づくことが『デザイン』の入り口

Posted on 2015-08-28

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ここ最近、電車トラブルが多いですね。@首都圏

今のところ、数時間も車内に閉じ込められた経験はありませんが、
いつそうなるかわかりません。

ニュースを見る度に不思議に思うことがあります。

 

♦ 電車が駅と駅の間に止まったら、乗客になす術はもうない?

人間は待たさせるのは数分でもツラいのが心情。

ましてや窓も開けられない電車内で
状況もよくわからないまま数時間待つ、、、
辛そうなのは想像に難くありません。

 

まず思いつく心配事として、トイレです。

海外旅行中でのトイレネタなら恥はかき捨てと笑い話にできても、
これが日本では社会生活がリアルだからシャレにならない。。

 

それでも大人の健常者なら
立っていても座っていても疲れるくらいで済むでしょうけど、
もしかしたら乗っているかもしれない赤ちゃんやその親御さん、
小さいお子さんやご高齢の方、病気の方では負担が全然違うと思うのです。

これって全然人間にやさしくない。

毎日時間通りに運行してくれているのは有難いですが、
大きく狂った際には柔軟な対応ができるように改善してほしいところ。

車内で何時間も待たせずに、1時間とか経ったら
割り切って徒歩で駅まで移動できないものなのでしょうか。

首都圏なら駅間に電車が止まっても
次の駅までならそう遠くはありませんし、
歩ける人が社外へ出れば車内は空くでしょうから、
車内で待つこともいくらか楽になりそうです。

 

♦ 現場の人間の判断で動いてもらえるように設計できないか?

線路内は危険。

電車が動いているのなら間違いなくそうですし、
私も電車オタクではないので
素人が知らない危険物も少なくないのかもしれません。

 

こういうとき、
「安全が確保できないから降ろせないんだ」との意見がありますが、
それでも線路内は歩けないほど危険ではないのでは?とも思うのです。

だってたまに走行中の電車から
工事中(保守点検中?)のおじさん達を見かけません?

そういう場所があるのなら、
危険物に触れずに歩けるスペースがあるのではないかと。
狭くても。

 

歩ける場所、つまり歩いても大丈夫なに色を付けて
誘導しなくても乗客が自主的に
駅まで動けるようしておくというのはできないものでしょうか。

要は誘導する人員は少なくてもいいように
(電車には少なくとも1人以上の運転手さんか車掌さんがいるはず)、
もっというと、いなくてもいいように設計をするのです。

例えば、成田空港第3ターミナルのデザインのように
移動通路を認知しやすくしておくとか。

当然クリアしなければいけないことは多くあるだろうし(簡単とは言いません)、
今の現状がそういうものだからと、
現状を当たり前のままにしておくのはどうなんだろうと思いまして。

 

♦ 日常の違和感に気づくことが『デザイン』の入り口

なぜこんなことを考えるのかというと、
運行の復旧に尽力しているとはいえ、何時間も車内に待たせるのは
鉄道会社として本当にお客さんのために考えているといえるのかと、
疑問を感じるのです。

また、いくら安全性に気を遣っている日本の鉄道とはいえ、
不確実で予想不能なことはあるとの前提で
お客さんが安全に逃げられるような選択肢を用意してもいいのではないかと。

 

こういうことを考えるのは、決して私がデザイナーだからではありません。

確かにアイデアを現実のものに着地させるにはデザイナーが必要だし、
出てきたアイデアが解決されるものになるとの判断にも、
やはり専門性がいるとは思います。

でもそこ以前の、専門職に限らずとも
自分の日常に疑問を持つことこそがデザインの入り口だと考えています。

 

ティム・ブラウン(デザインファーム・IDEO(アイディオ)のCEO)の著書、
『デザイン思考』でも「デザイン思考はデザイナー以外でも実行可能」と謳うように、
疑問に思い、もっとこうなればいいのでは?と考えることは
なにもデザイナーだけの専売特許ではないからです。

それぞれの現場を知る人にこそヒントとアイデアを持っており、
見た目に美しくすることだけがデザインの本質ではありません。

デザイン戦略という言葉も流行っていますが、
ここでいうと、鉄道が止まった時にどう快適に解決するかを
デザイナーと一緒に考えさせてくれないかなぁ(笑)

感情とシステムの融合、
そういう場にこそ「デザイン力」が最も必要だからです。

 

 

 

今日も来てくれてありがとうございます^^

それではまた!

 

*** 今日の雑談 ***

今日の内容は、取引先の方に熱く語ったらやや引かれたので
そういうのをブログにすればいいんだと思ってのエントリーです(^^;)

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