今日は朝から茶道のお稽古に行ってきました。

 

♦ 文化としての茶道

茶道は『日本の総合芸術』と言われるくらい、
日本文化のあらゆることが同時に愉しめるたしなみです。

いただくお茶そのものから、茶室は建築、お道具(茶碗や釜、掛け軸から香合など全般)、
懐石料理、お菓子、着物、礼儀作法、一期一会などの禅の思想、などなど、
ほぼ全般にわたります。

歴史に絡めばまた違った面白さもあるかと思います。
(私はそちらには興味が薄い方ですけど。。)

茶道をデザイナーが好む傾向にあるのは、
各分野のそれぞれのお道具類が美しいのもいいのですが、
やあらゆる分野を一席の中にどうディレクションしていくのかに
面白さを感じているように思います。
やっていることが仕事と変わらないので。(笑)

 

♦ いいモノを最初に見続ける

茶道のお道具といえば、
一番目にする・手にする機会が多いのがお茶碗です。

利休が長次郎にお茶用の碗を作らせたのが国産の始まりですが
(それ以前は中国・韓国より渡来した天目茶碗などの輸入品を使っていた)、
現在は楽焼だけでなく、国宝級のもあれば常使いでお気軽なものも、
ありとあらゆるお茶碗があります。

でも、数が増えればどの茶碗が“いい茶碗”なのか、
自分では判断するのが難しくなってくるのも事実です。

茶道具のお茶碗も、やはりといいましょうか、
最初はとくかく“いいモノ”を見続けるのが大事なんだそうです。
(お稽古先で聞いたお道具屋さんからの心得。笑)

“そうでないもの”はその時にはなるべく鑑賞しないようにし、
ある程度目が肥えてから、見るのがいいのだそうです。

 

♦ ほとんどの人は7割方はわかるようになる

“いいモノ”を見続けていれば、ほとんどの方は、
7割程度をクリアした目利きになるのだそうです。

自分自身で愉しむ分には
申し分のないレベルにまで達するのだと思います。

 

♦♦♦ まとめ ♦♦♦

一番最初にこそ“いいモノ”、レベルの高いものに触れることが
初心者である自分のレベルを上げるのに必要なことでした。

「誰でも必ずわかるようになる」という言葉は心強いところです。

で、素人と玄人の違いといいますか、
思ったのが問題はきっとその先なのかなと。

次回に続けます。

 

それでは今日はこの辺で!また次回

 

*** 今日の雑談 ***

台風の影響で大雨が降ったり太陽が出たりの空模様でした。@東京
夕方にミーティングがありましたが、
帰宅時に影響も受けずで良かったです。