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デザイナー

デザインの、近代から未来への流れ

Posted on 2015-03-29

昨日の観にいった『スイスデザイン展』からの
東京大学山中研究室プロトタイプ展2015 “PLAYFUL”』がとても良かったです!

19世紀中期〜20世紀からの現代のデザインをみて、
新しい技術のプロトタイプをみたら
そりゃあ興奮します。(笑)

 

♦ スイスのデザイン

規模でいえば小さくとも(九州くらいの国土)、
グローバル的に有名なブランドが多いのも特長です。

VICTORINOX(ビクトリノックス)
FREITAG(フライターグ)
SIGG(シグ)
Swatch(スウォッチ)
BALLY(バリー)
もっとありましたけど。。。(笑)

 

個人的には20世紀を代表するスイスのデザイナー、
マックス・ビルのポスターや工業製品を
改めて見られたのが良かったです。

ル・コルビュジエといい、タイポグラフィのポスター群といい、
学生時代に学んだから懐かしいというのもあったかもしれません。

その流れを継いで、普通の生活の質を高める日用品を作り出す
現代のスイスデザインを一同に見られたのも面白かったです。
(その場で買えれば良かった気もしますけど。笑)

 

デザイン豆情報ですが、フォントのヘルベチカ(Helvetica)はスイス生まれです。
*macには標準搭載されています。winは知らないけど。。(笑)

 

♦ 3Dプリンタのプロトタイプ

インダストリアルデザイナーの山中俊治氏の研究室からの
3Dプリンタでのプロトタイプ発表なので
技術と機能と美の融合に期待して行ってきました。

私が特に山中さんを知るきっかけになったのは
アスリートの義足にデザインを持ち込んだことです。

Further Step
→ Prototyping & Design Laboratory:美しい義足

 

今回の展示では、まだまだ何に使うとか使えるとかはなく、
いくつかは実験レベルから出ていませんが、
アイデアはいくつも生まれて実行されつつあるのを感じます。
(タネを撒く意味もあっての展示かと。)

あと、チタンを3Dプリンティングって、
プラスチックのようなイメージでしたけど、
金属でもできるのかってカンジです。
(あるいはプロダクト業界内ではもう常識?笑)

そう遠くない将来に、自動車とか飛行機も肢体も臓器も
3Dプリンタで作るようになるのかもしれません!(笑)

 

それではまた!

 

*** 今日の雑談 ***

2つとも今日までですが(^^;)、ご都合つくならぜひ〜

 

デザイナー 3役職の違い解説 <クリエイティブディレクター・アートディレクター・デザイナー>

Posted on 2015-02-26

昨日のブログでは、
「プロダクト」「グラフィック」「エディトリアル」の
デザイナー3分野の違いをザックリと言い切り解説しました。

専門職であるデザインはれぞれの分野のみならず、
各分野の中でも求められる力量と責任が細分化され
役職が一応分かれています。

本日は「クリエイティブディレクター」「アートディレクター」「デザイナー」の
3役職の違いを私見でザックリ簡単解説をしたいと思います。

 

前提は、広告業界からみた役回りです。

特に「クリエイティブディレクター」という肩書きは
業種によって、例えばファッション業界やテレビ業界などと比べたら
求められる能力や責任が変わると思われます。
(よその説明は詳しくないからできません^^;)

 

厳密にいえばいろいろ違うし(笑)、
プロジェクトによっては明確に線引きされてなかったりしますが、
ここは全体をお伝えするために言い切ります。

 

♦ クリエイティブディレクター

クリエイティブチームの総責任者です。
*略称は「CD」。

クライアントからの要望を聞いて、
伝えたいと思う人たちは誰で、
どんなメッセージを、
どのメディアからならメッセージが届くのか、
どのような伝え方ならメッセージが届くのか、
何をもってゴールとするのかを決めます。

もちろんクライアントの問題解決のために
オーダーとは違う答えを用意することも。

 

ここでいうクリエイティブチームというのは、
ビジュアル表現だけでなく、コピー、CM(映像)、キャンペーン、
ウェブ、セールス・プロモーション、などなどの
宣伝・ブランディング活動に関わる
各パートの専門職が集まったチームのことです。

それぞれ違う表現媒体を使って
統一したメッセージとイメージが伝わるよう保つのもお仕事です。

ですので、企画を考えるだけでなく(それもスタッフに任せる人もいる)、
各パートのスタッフィングも行ったりします。

 

まあ、クリエイティブの全体をまとめる人と思ってもらえれば。(笑)

プロジェクトの規模によって、明確にこの役職があるとは限りません。

コピーライターが、CMプランナーが、アートディレクターが、
CDを兼務することもあります。

佐藤可士和さんは
アートディレクターからの、CDもこなす方です。

 

♦ アートディレクター

ビジュアルに関する責任者です。
*略称は「AD」。

コピー(言葉)ならコピーライターが責任を持ちます。
ADはメッセージの見せ方・表現に責任を持ち、
コンセプトからどんな表現が適切に伝わるのかの方向性とゴールを示します。

レストランでいうところの料理長であり、
自分の好きな料理を出すのではなく、
お客さんの体調や気分・状況によって、
どんな料理がいいのかを決めるお仕事です。

実際に作るのが料理人(デザイナー)になります。

CDはレストランマネージャーにあたるでしょうか。

 

ADはグラフィックデザイナーからの
キャリアアップがほとんどかと思います(私もそうです)。

今は建築家であったり、プロダクトデザイナーであっても、
表現を正しく決めることができるならグラフィックデザイナーでなくても
できる人はやっているのが現状です。

 

また、あえて書きますが、
アートディレクションはアート(芸術)とは全くの別物です。

ですので、ADはアーティストではありません。(笑)

 

♦ デザイナー

実際に手を動かして作る人です。
*略称は「D」。

いわゆるグラフィックデザイナーです。

現場では、兼デザイナーとして自らの手を動かして制作するADもいますし、
制作はデザイナーに全て任せ、アートディレクションに徹するADもいます。

グラフィックデザイナーがアートディレクターになることは、
キャリアとしてステップアップしたことと同義になります。
(現実、もらえる給料が変わるから。笑)

産業革命後の労働者のように寝ないで働いているのは
だいたいこの層だと思ってもらえればよろしいかと。。

もちろん、中にはADとしての実力がありながらも
こだわりを持ってグラフィックデザイナーだと名乗る方もいらっしゃいます。

 

◆◆◆

昨日今日にわたり、
デザイン分野とデザイナー役職の解説をしましたが、
キレイに分かれているワケではありません。

広告業界の中で見たら、
ヒエラルキーは上からの順番通りになりますが、
実際には状況は様々であり、
その線引きはデザインの各分野以上に曖昧です。

いいアイデアなら誰が出しても良いし、
いいアイデアだと気づける目利き力もCDやADには必要だと思います。
(残念ながらDに決定権はないかな…)

アイデアを一つに決めるのって結構難しいものですから。

 

わかりやすく説明できれていればいいけど、
中から外へ向けて伝わるように書くというのは
また違う難しさがありますね。(笑)

 

それではまた!

 

*** 今日の雑談 ***

冬の雨は雪より寒く感じますねー(^^;)

 

デザイナー3分野の違い解説 <プロダクト・グラフィック・エディトリアル>

Posted on 2015-02-25

『デザイン』といっても、
その言葉には目的達成のための思想・設計から、
その思想を元に人が現実に実践・実行・体験できるようにカタチにしていく、
それぞれの分野があります。

それぞれの分野と書いてますが、
どれほどの総数があるのかはググってもよくわかりませんでした。(苦笑)

なぜなら目に見えるものから見えないものまで、
現代の人間社会において、適当でも真面目でも、
デザインされていないものは存在しないからです。

分野はそれぞれの専門として細分化され、
デザイナーであっても他分野では
なんて呼ばれているのかもわからないことも。。。
(私の場合はファッションや映像関係、比較的新しい情報・IT系辺り。笑)

いわんや、デザイン関係以外の方であれば
「で、何やっているんですか?」というのが
正直なところなのではないでしょうか。

特にカタカナ英語なのもわかりにくさに拍車がかかっています。(苦笑)

今日は「プロダクト」「グラフィック」「エディトリアル」の
3分野のデザイナーの違いを私見でザックリ簡単解説をしたいと思います。

厳密にいえばいろいろ違うんだけど(笑)、
ここは全体をお伝えするために言い切ります。

 

♦ プロダクトデザイナー

物体・物質が専門のデザイナーです。

こちらは特に日本が得意といわれる“ものづくり”に大きく関わる分野になります。

普段の生活雑貨や、家具や食器、文房具、などなど。
毎日の生活の中で意識していない製品(歯ブラシとか)や
嗜好品に近い製品(香水の容器とか)などをカタチにしています。

最近では伝統工芸品も現代に合わせた商品として
プロダクトデザイナーと組んだりして作られたりなど、
こちらもプロダクトという言葉自体の概念が広いので、
作っているものをみるとその種類は多岐に渡ります。

ただ、モノを機能させるには
カタチだけを作れば済む時代はとっくに終わっており、
それらをどう作るのかの製造から、
どう使うのかのコトも含めて考えることが
今の時代は求められていますし、
それに応えられるデザイナーも増えているのではないでしょうか。

 

ちなみにインダストリアルデザイナーは
主に大量生産向けの工業製品をデザインします。
車・ケータイ・家電・産業機械などなど。
ジョナサン・アイブはAppleのインダストリアルデザイナー。

概念的には
プロダクトデザインがインダストリアルデザインを内包しています。

プロダクトデザイン > インダストリアルデザイン

 

人間工学に基づくデザインですので、
評価は国境を越えやすいかなと個人的には考えています。
(あくまでグラフィックと比べてですけど。)

 

■知っているデザイナーさんかも?
山中俊治さん(Suica 自動改札機をデザイン)
奥山清行さん(フェラーリをデザイン)
田子学さん(amadanaの商品デザイン)
nendoの佐藤オオキさん(なんかもういろいろ。笑)

 

 

♦ グラフィックデザイナー

視覚表現が専門のデザイナーです。
*こちらが私の専門分野です。

情報を文字・写真・色・図・イラストなどを用いて
視覚的に「どう見せて、どう伝えるか」が仕事の核になります。

こちらも扱う種類は多岐に渡りまして、
よく見るのは企業やサービス、商品などのロゴ、
広告関連のビジュアル、本・雑誌の装幀や表紙、カタログやチラシ、
パッケージも印刷物ならその範疇となります。

昔から情報媒体が紙だったがゆえに
グラフィックデザイナーは印刷物に強いです。
(20年後はわからないけど。)

情報を見せる仕事ですので、
webデザイナーになったグラフィックデザイナーもいますし、
文字(フォント)自体のデザインもグラフィックデザイナーがやったりします。

(パッケージデザイナーやら、タイポグラフィックデザイナーとか
それぞれ専門も名称もあるのですが、ここでは割愛します。笑)

 

ヒトが視覚から得る情報量は8〜9割といわれているそうですが、
情報伝達手段として“見る”というのは、どの感覚器官より重要な働きをします。

“見る”という感覚からの
“魅せる”コミュニケーションが得意ですが、
単にキレイに見せるのが仕事ではなく、
言葉も、言語情報以外の情報も使ってコミュニケーションを図るのが仕事であり、
そのためにはどうありたいのかという理念が必要になります。

昨日のブログに『デザインは“顔”』と書いたのもそれが理由です。

見え方から“あり方”を伝えるものとして
ブランディングに大きく関わる仕事でもあります。

 

扱うのが情報であるため、言葉がいらない表現や
問題解決が国際的であれば評価は国境を越えやすいですが、
文化に根差したコミュニケーションが必要な場合は
それぞれの文化を知らないといけませんので、
なかなか簡単ではないなーというのが私の見解です。
(日本語しかわからない人に英語で伝えても伝わらない、あのカンジです・笑)

 

■知っているデザイナーさんかも?
田中一光さん(無印良品を作った方)
大貫卓也さん(ソフトバンクのロゴをデザイン)
佐藤可士和さん(ユニクロのロゴをデザイン)
水野学さん(くまモンを作った方・笑)
森本千絵さん(ミスチルやゆずのCDジャケットのデザイン)

皆さんグラフィックデザイナーというよりも
アートディレクターでもあるのですけど、
アートディレクターやクリエイティブディレクターの解説は明日に。

 

 

♦ エディトリアルデザイナー

雑誌や書籍などの出版物の中身・誌面構成のデザインが
専門のデザイナーです。

こちらはグラフィックデザイナーが兼ねることもあり、
グラフィックデザイナーとの境界は特に曖昧です。

もしかしたらエディトリアルデザイン専門の人は少ないかもしれません。

最近はiPadなどの電子媒体が増えていますので、
雑誌はレコードのような残り方をしていきそうな時代の流れを感じますが、
こちらのデザイナーはどうなっていくのか、
近い業種な分、他人事とは思えません。(苦笑)

 

■知っているデザイナーさんかも?
杉浦康平さん
祖父江慎さん

 

◆◆◆

いずれにせよ今の時代の流れとして、
それぞれの分野の境界はかなり曖昧になっています。

グラフィックデザイナーがプロダクト開発から関わったり、
プロダクトデザイナーが全体のブランディングのために
店舗設計や印刷物も手がけたりなど。

それぞれの分野のデザイナーは入り口が違うだけで、
ブランディングに大きく関わっているからです。

最近はブランディングを
思想から表現までを一気通貫させるために
考えて作る人の距離をゼロか1チームとして近づけているから
そうなってきたといえるでしょう。

ブランディングとデザインの関係は
いずれ書きたいと考えています。

 

それではまた!

 

*** 今日の雑談 ***

とある段取りの日付が決まったのですが、
〆切ができると現実感が半端なく大きくなりますね(^^;)

 

努力と根性のヤツばかり

Posted on 2014-09-24

昨日はグラフィックデザイン協会企画のコンパがあり(笑)、
先輩にお声がけいただいたのでお邪魔してきました。

デザインという仕事の特性上、
同業者同士は会社に属していない限り
交流はほぼないと言ってもいいでしょう。

協会に入ったのだから交流しましょう、
とのことで開催された模様です。

 

トークショーありの交流パーティありの会合で、
イベントの一つに『有名どころへの質問』、
「自分で作ったものを見て自分を天才だと思うか」というのがありました。

答えは皆さん「◎」。(女性の方は×でしたけど・笑)

それを見た別の一流どころが
後で言っていた言葉が印象に残っています。

「どこに天才がいるんだよ。
全員努力と根性のヤツばかりじゃないか。(笑)」と。

まあ、自分を鼓舞する意味合いもあっての「イエス」でも、
やることやった上で、注目される立場になったワケです。

「やることをやらずにできる天才はいない」

確かにそんなに人がいるというのを私も聞いたことがありません。
当然会ったこともないです。(そうそう会えないと思うし・笑)

やることやってもどうなるか結果なんてわかりませんが、
少なくとも、行動してきた人達ばかりだというのは確かなようです。

 

それでは今日はこの辺で!また明日

 

*** 今日の雑談 ***

で、このコンパ後に
先輩に連れて行ってもらったバーにカメが飼われていました。

暗い店内に一層明るく狭い水槽の中に一匹、
絶えずせわしなく動き、たまに暴れるカメ。。。

彼or彼女がどう感じているのかはこちらにはわかりませんが、
心が乱されるには充分でした。
記憶に残ったバーです。。。