先日、渋谷Bunkamuraで開催中の『みんなのミュシャ』展を観てきました。

19世紀末から20世紀初頭にかけて世界的に流行したアール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ。

日本でも人気が高いので今回に限らず何度も展覧会が開催されています。

 

今回の展示では1960年代のアメリカでリバイバルされた当時のレコードジャケットなどもあり、私はその辺の知識はサッパリなので感動が薄かったのですが、サイケなあれらはアールヌーボーから来ていたのかと再認識してました。アールヌーボーの流れのデザインだと知ってたような気もするけれど、何か60年代のサイケなカンジとか学生時代では好きじゃなかったから記憶があんまりなくてですね。。

 

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『みんなのミュシャ』との展示名通り、いかに世界に日本のデザインに影響を与えた芸術であったかを見せてくれます。

 

正直いいますと、デザインを学び始めた高校時代ではめっちゃ好きでした、ミュシャ。(笑)

一度は通る道というか、なんかあの曲線と形式美にハマってしまうのです。明治・大正時代の香りといいますか、そもそもアールヌーボーが浮世絵から影響を受けており(ジャポニスム=日本趣味の大流行)、それが日本に逆輸入され、またそこからさらに影響されて、と違う和洋文化の融合具合がたまらなかったです。

 

60年代のアメリカのサイケなデザインを思うと、時代背景やその国の持つ文化の差で具現化されるカタチに差が出るのは興味深いです。

 

 

■ みんなのミュシャ
ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術

会期:2019年7月13日~9月29日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
https://www.ntv.co.jp/mucha2019

 

 

今日も読んでくれてありがとうございます。ミュシャの素描が個人的には一番見られて良かったです。素早く描いた1本の線なのに、対象を過不足なく表現されているのにシビレます。

それではまた!

 

 

*** 今日の雑談 ***

どのアーティストも素描の上手さが半端ないんですよね。当たり前っていえばそうなんですが。(笑)