『デザインは思想』

この言葉はまだ私が若かりし頃に
AD(アートディレクター)であるボスから教わりました。

そのボスに出会うまで、数年間デザイナーとして働きながらも
恥ずかしながらデザインがなんだか良く分かっていませんでした。

何となく色がカワイイ感じがする、何となくカタチが好き、、、
わかっていない私はそんな基準で仕事をしてました。(汗)

ただ、何故このデザインはOKで、あのデザインはNGなのか、
デザインの仕事において一番重要な事がわからいない事だけは
ぼんやりですが理解していたと思います。

ボスから『デザインは思想』だという思考を教えてもらわなかったら、
私はADなれずとっくの昔にデザイン業界で働くことが出来ないで
違う仕事に就いていたことでしょう。
(本当にお世話になりました。感謝しています。)

 

ではなぜ、『デザインは思想』なのでしょうか。

デザイナーが感性で作っていると思われる方も少なくないと思います。

それは全く違います。

デザインは、全て達成したい目標があり、
その目標、最後には信念ともいえるその本質を伝える為に
カタチ(形状・色・質感含め)に表現するのです。

目標があやふやままでは、何だかわからないモノが出来上がりますし、
本質をしっかり理解したADが作ったものは、
プロの仕事としてクライアントの利益に貢献しています。

もちろん、ビジュアル表現をさほど必要としないビジネスも多いですし、
売れる売れないの利益を上げる為の要素には色んな問題が絡むので、
一括りには言えないのも理解しています。
では、その“思想”は何から始まるのか?

長くなりそうですので明日に続けます
アートディレクター(Art Director) とは、美術表現、芸術表現をもちいた総合演出を手がける職務を意味する。商業活動のなかでは、広告、宣伝、グラフィックデザイン、装幀などにおいて、主に視覚的表現手段を計画し、総括、監督する職務である。(中略)実際に手を動かして作業する人間はデザイナー。[Wikipediaより]

 

*** 今日の雑談 ***

某早起き部に入部して早起き生活(4〜6時起き)を心がけておりますが、
冬は早起きの難関ですね…
寒い・暗い・静か、起きられる条件じゃない。苦笑