“デザイン”は言葉自体に内包する意味が多くありますが、
ここでは私の専門の視覚情報「ビジュアル(イメージの可視化)」を
中心にしたいと思います。

 

♦ 数値化しにくいものに何を求めるか

多くを売りたい商品(あるいはサービス)に
デザインを付加させたい時、
すぐに多くを売りたいのか、
イメージを一定以上の基準を満たしたブランディングとして展開したいのかで
表現するものも、つくるものも変わります。

前者は直接的にメッセージとメリットを言葉も含めて伝えないといけません。

コピーと呼ばれる言葉のメッセージは強力です。
伝えたいことがそのまま伝えられますし、詳しく伝えることができます。

後者は、短期の直接的な売り上げに結びつかない可能性もありますが、
イメージだけでお客さんから「ないわ〜」とシャットダウンされないようにしたり、
「なんかいいな」と思ってもらうのが役割です。

 

♦ 見た目から引っぱってもらう

ビジュアルって、単に見た目じゃない?と思われるかもしれません。

ですが、「外見はいちばん外側の中身」との言葉もあるように、
思いの外、意識していること・していないことを相手や周りに伝えています。

 

あえて言うと、デザインでは中身そのままを出すのが正解とも言えません。

望む方へ変化するように背伸びすることこそ大切です。
(飛びすぎるとギャップが大きくなりすぎてダメですが。笑)

それは変化の先取りともいえるもので、
言語以外の情報は人を無意識にコントロールしてくるものだからです。

言葉とデザインは、新しい関係を促すもの。

そういう意味で、
デザインはコストではなく投資なのです。

 

 

今日も来てくれてありがとうございます^^

それではまた!

 

*** 今日の雑談 ***

昨日行ったスプツニ子!『エイミの光るシルク』展は、
個人的にはドレスよりも遺伝子操作された蚕(正確には成虫蛾)の目が光っていたのに衝撃。
光る糸を出す遺伝子を持つ個体の目印に、目も光るようにしたとかで。。
展示内容以上にそのテクノロジーの発展に興奮しますね。(笑)

*写真は糸そのものが発光しているシルクと繭。
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