昔、とてもお世話になった先輩デザイナーさんが発言した
この言葉を今でも覚えています。

その方は面倒見がよく、
クライアントや協力会社のスタッフから、しまいには社長からも(笑)、
プロジェクトでわからないこと・状況など確認したいこと(あるいは困ったこと)があったら、
担当でなくても、まず彼に聞くという頼られっぷりの方でした。

 

♦ 「人は同じ場所に流れていく」

彼がキャリアアップを目指し転職していき、
しばらくしてから会って、いろいろ聞いてみたところ、
転職した先の会社でも同じような状況になってきたと言い、

「結局、人は同じ場所に流れていくのかもね」と。

つまり、ポジショニングが
場を変えたはずなのに同じになってきたと言うのです。

 

♦ 変わる要素なのは間違いないんだけど…

大前研一さんの有名な言葉の1つに、

人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。

というものがあります。

もちろん『住む場所』と『勤め先』とでは程度も違いますし、
場が変わればその場にいる人が変わりますので、
その影響で人が変わっていくことは大いにあるでしょう。

自分が持つ専門スキルを持っていない集まりに入った方が必要とされるとか、
そういうこともあります。

ただ、しっかりしている人は、しっかりしている人ばかりの中に入っても
自分らと同じようにしっかりした人だなと認められるだけで、
比較されて“だらしがない人”とは認識されないと思っています。

だらしない人がしっかりした人達のグループに入って、
周りからもそうだと認められるには
しっかりした人と同じ思考・行動習慣に自らが変わらないと
そうなれません。

 

図にするとこんなイメージです。

0512図

 

♦♦♦ まとめ ♦♦♦

場を変えることの重要性は認識していますが、
場を変えたからといって自分が変わっていなければ、
移った先での評価は、今いる場所と結局は変わらないのです。

特に信頼・信用の属人性の部分で言えば
変わるのは簡単じゃなさそうです。(できないとは言いません。)

スキルなどの重要度は比較で変わっても、
その人自身がどんな人間であるのかの評価は、
結局、同じ場に流れていくのです。

 

それでは今日はこの辺で!また明日

 

*** 今日の雑談 ***

季節的に暑くもなく寒くもなく
カラッとした空気で過ごしやすいですね(^〜^*)
一年を通して滅多に無い気候だからこそ、この気持ちよさは格別に感じます♪